Hamazzzのブログ

プログラマを目指す自分用のメモや勉強内容を書いています。

「7つの習慣」感想1

スティーブン・R・コヴィー著の「7つの習慣」についての感想です。

これから何回かに分けて投稿していきます。

拙い文章になるかと思いますが興味のある方はお付き合い頂ければと思います。

 

今回は第一部の「パラダイムと原則について」です。

 

まずこの章で僕が最も興味を持ったのが相互依存という言葉です。

依存と聞くとあまり良いイメージはないかもしれませんが、この本で使われている相互依存とは{自分の努力と他人の努力を引き合わせて最大の成果を出せる状態}を意味しています。人は誰かに依存している状態から独立し自分で自己決定などができる自立した状態に成長できます。しかしその自立した状態で終わりなのではなく、その高レベルに相互依存という概念があります。

僕は今まで自立をするのが一人前という考え方でした。もちろんそれも間違いではないのでしょうが、この本を読み、初めてその先の概念を意識し始めました。自分だけで補完するのではなく他者を意識し協力しあう人こそが立派な一人前だと思い始めました。

 

次にインサイド・アウト(内から外へ)についてです。

これは自分自身の内面から変えるというものであり、他人に対しての約束を守る以前に自分自身との約束を守っていくということです。問題は相手や周りという外にあるのではなく自分という内にあるのではないかと意識を変えていくのです。まず自らを見つめ直し改善することでおのずと自分の周りにも変化が起こるのではないでしょうか。

 

最後にパラダイムについてです。これはこの章で最も重要なものだと思います。

この本ではパラダイムとは地図であると例えられています。大きく分けて人は物事のあるがままを描いた地図と物事のあるべき姿を描いた地図といった形で持っています。私たちはこの地図を通してあらゆる物事を「アレはこうだ」または「ソレはこうあるべきだ」思い込んでいます。

私は今までその地図に対して疑問を持ったこともないし特に意識をしたこともありませんでした。ですがこの本を読んでそれでは大きな変化、改善は望めないということに気づかされました。まずは見方を変えなければいけません。主体的な見方だけではなく客観的な見方も加える。それも自然の法則のようなどこでも普遍であり、いつまでも不変であるという基本的な概念(原則)に基づいた見方です。そうした見方をしていくことで自らのあり方も変わっていくのだと思います。

作中でも述べられた「誰も説得によって人を変えることはできない。すべての人は堅くガードされた心の変化の扉を持っており、その扉は中からしか明けられない。説得や感情に訴えることによって他人の扉を外から開くことはできない」という言葉に共感を覚えました。結局は誰かが自分を変えてくれるのではなく、誰かの影響を受け、自らによって自分を変えていくのだと思います。

最初の章だけでも多くのことを見つめなおさせ、教え、考え直すきっかけをもらいました。この本を読むきっかけを与えてくれた方に深く感謝します。次の章は私的成功に属する7つの習慣の内、3つの習慣について書いていきます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。